小説・漫画・ゲームといった様々なコンテンツで愛される三国志

三国志とは、中華大陸の「黄巾の乱」に端を発する後漢混乱期から、西晋による呉・蜀・西晋(魏)の三国の統一までの三国時代の歴史を西晋の陳寿が記した歴史書(正史)です。

英雄達が綺羅星の如く現れた為に、長い中国の歴史の中でも最も魅力的な時代となっており、三国志演義という三国時代を舞台にした通俗歴史小説中国明代に書かれた他、現代でもゲーム・漫画・小説・映画などの題材にされて多くの人に親しまれています。

三国志を題材にした代表的な小説

三国志を題材とした現代の小説の中で最も代表的な作品は、吉川英治さんによる三国志です。

三国志演義を主軸にしながらも人物描写をオリジナリティ溢れるものにアレンジした事によってキャラクター一人一人の深みや臨場感などが増した結果、大人気作品となり、現代の三国志を題材とした多くの作品に大きな影響を与えるほどとなりました。

三国志を題材とした代表的な漫画

三国志を題材とした漫画作品を代表するものは、横山光輝さんによる三国志です。

吉川英治さんの小説「三国志」を基調に描いた作品です。

基調にした小説は諸葛亮の死で終わっているものの、横山光輝さんは蜀が滅亡するまでを描ききりました。

この為、巻数は膨大なものとなり、潮出版社から単行本全60巻が販売されています。

横山光輝さんはこの漫画三国志によって第20回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しました。

三国志を題材とした代表的なゲーム

三国志を題材としたゲームを代表する作品は二つあります。

一つは、1985年にコーエーから第1作が発売された「三國志シリーズ」という歴史シミュレーションゲームです。

プレイヤーが三国志時代の君主の一人となって中華大陸の統一を目指す内容となっており、30年以上様々なハードでゲームが発売され続ける大人気作品となっています。

もう一つは、コーエーテクモゲームスから2000年にシリーズ第1作が発売された「真・三國無双シリーズ」です。

自信が一人の武将となって複数の兵士を薙ぎ倒し、敵武将と一騎討ちをしながらストーリーを進めていく内容の3人称視点の3Dアクションゲームとなっています。

複数の兵士を一度に薙ぎ倒していく爽快感などから大人気となっており、2018年2月にはシリーズ第8作目が発売されました。

スマホアプリの世界にも進出した三国志

三国志を題材にしたゲームは最もお手軽にできるハードである「スマホアプリ」にも進出しています。

シミュレーションゲームや無双系アクションゲームはもちろん、スマホならではのタッチ画面操作をいかした「引っ張りアクションゲーム」や「放置ゲーム」など様々なジャンルのゲームがリリースされ続けています。

妖怪ウォッチなど他の人気アニメや漫画・ゲームなどとコラボしたゲームが多い事も三国志アプリゲームの特徴となっています。

三国志のキャラクターについて

三国志の魅力は武将や軍師達キャラクターの魅力と言い換える事もできます。

ところが、三国志が有名になった切欠である三国志演義は蜀を主役としている為に魏・呉のキャラクターが貶められて書かれている事が多く、21世紀から活発になりだした「正史・三国志」を見直す運動が起きるまでは不当な評価を得るキャラクターが多くいました。

中でも、三国志演義で敵役とされた曹操は不当な評価を得ていた代表的な人物です。

しかし、21世紀の見直し運動によって正当な評価がなされるようになり、先見性や知性に優れた素晴らしい君主と認知されるようになりました。

日本でもよく知られる孫子の兵法ですが、この孫子に優れた注釈を付けたのも曹操であり、現代知られている孫子は曹操が注釈を付けた「魏武注孫子」を底本としています。

この偉業も、見直し運動によって漸く広く認知されるようになりました。

まとめ

三国志は日本でも大人気なコンテンツとなっています。

しかし、それは蜀を主役とした偏見に満ちた小説・三国志演義を題材としている事が多く、正しい三国志の知識が埋もれてしまう事が多くあります。

三国志ファンならば、一度は陳寿の正史・三国志を読んで正確な知識を身に付けてからゲームや漫画などで楽しむとより理解が進んで三国志の奥深い世界を体験する事が可能となります。




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